What's New Topへ

上の写真は銀河系の想像図です。
 私たちの太陽系が属している銀河系には、星が約2000億個も集まっています。「渦巻き銀河」の1つなんですね。
 銀河系は中心部が少し厚くなった凸(とつ)レンズのような円盤形で、半径は約5万光年、中心部の厚さは約1万5000光年です。中心部は年老いた星が多く存在し、その外側の円盤部は比較的若い星の集団です。
 銀河系はさらにうすいガスや球状星団がまばらに散らばるハローという球状の領域に取り囲まれています。私たちの太陽系は、銀河系の中心から約3万光年のところにあります。


元素はどのようにして出来たかってご存じですか?  続き

 輝く星の中では、水素が核融合してヘリュウムが作り出されていきます。星が年老いて
すべての水素がヘリュウムに変わった時、大きな変化が生じます。星が膨張して赤色巨
星になるのです。太陽系に当てはめてみると金星まで飲み込むほどまで膨れ上がると温
度は2億度まで上昇します。
 すると今度はヘリュウムが核融合を起こし新たな元素が生まれてきます。先ず炭素が、
更にヘリュウムと炭素が核融合をはじめて酸素が生まれます。やがて星は地球を飲み込
むほどまで膨張していきます。がこの時点で核融合が停止します。つまりこの星では重さ
が不足しているので、温度上昇が限界になるのです。従って酸素より重い元素を作り出す
ことは出来ません。こうして星は一生を終え崩壊をはじめるのです。元素を含むチリやガス
が宇宙空間に広がっていきますが、赤色巨星が生み出す元素は酸素まででした。
 「金」のような重い元素はまだまたエネルギーが足りないのである。

 では実際にそのような星は存在するのでしょうか。オリオン座のペテルギウスは赤色巨
星の60倍以上あります。こうした星が一生を終える時、赤色巨星をはるかに上回るエネル
ギーが創出されるのです。NASAが打ち上げたチャンドラX線天文台が、X線を使って高い
エネルギーを出す星を観測していますがその一つの例。
 カシオペア座にある大爆発を起こした残骸である、カシオペアAです。これは巨大な星が
大爆発で一生を終えた一つの例です。
 これらをX線で観察すると、広範囲にわたってひろがるガスが見つかっています。その温
度は5000万度。そして様々な元素が見つかりました。シリコン・鉄・カルシユウムです。
 その広がりはひとつの固まりが太陽系に匹敵する程の大きさです。
 このメカニズムはこうです。今から100万年前、カシオペアAの元となった星が一生を終え
ようとしていました。星の中心部では急激に温度が上昇していきます。7億度に達すると、
ネオン・マグネシューム、30億度に達するとシリコン・イオウ・アルゴン・カルシュウム、そし
て50億度に上昇してきた時に鉄が生まれるのです。そして最終的にすさまじい大爆発が
生じ、このエネルギーでさらに鉄より重い元素約60種類が生み出されるのです。
 このようにしてうまれた新しい元素はチリやガスとなって秒速数千キロと云う猛烈なスピー
ドで宇宙空間に広がっていくのです。


★温度によって創りだされる元素を整理しますと・・
   約1500万度     ヘリュウム
   2億度         炭素→酸素
   7億度         ネオン・マグネシューム
   30億度        シリコン・イオウ・アルゴン・カルシュウム
   50億度        鉄
 

 どうでしょうか。たかがバケツだ鉄瓶だと馬鹿にしてはいけません。鉄はこのようにして生
まれたのです。このように日常何気なく使用している鉄・アルミ・銅、あるいは我々が呼吸
している酸素、もちろん我々自身の体等、すべて宇宙で作られたものであると云うことに感
動を覚えない訳にはいかないのです。

 しかし、本題である「金」ですが、こうして生まれた金はごく僅かしか出来ないのです。
 どうしても理論上金の全体量を説明できないんです!
 宇宙にはそれをはるかに越えるエネルギーを生み出す場所があるはずだ、と科学者は考え
観測に乗り出しました。そして「かに星雲」に注目しました。この星雲はおよそ950年前に
爆発した残骸ですが、この中心に「中性子星」と呼ばれる星があります。直径は約10km、
この星はスプーン一つで数十億トンと云うとてつもない重さを持った星です。
 この中性子星同士が衝突した時一兆度と云う強烈なエネルギーが発生し、金を含む大量
の重い元素が生まれるんですって。このようにして我々の想像をはるかに超える超高温・超
高圧の世界で元素は生まれ、我々はこの壮大な宇宙を受け継いで生きているんですね〜。

ET、スターウォーズ、未知との遭遇、スタートレック等々のSF映画が大好きです。

  


What's New P6

元素の話し?